今こそ1軒でも多くの古民家・古材を未来の子ども達の為に残し・活かしていきます。

古民家事例

  • HOME »
  • 古民家事例

施工事例

K様邸

古材の温もりを感じながら

K様邸

天井の梁として古材を使う施工はよく見かけますが、このK様邸では特徴のある古材階段手すりや衣紋掛けなどに多く使用しました。
古材を利用したインテリアは歳月を重ねるほどに風合いを増し、1点ものであるため、規格品では味和得ないオリジナルな物ができます。

K様邸

釿(ちょうな)の跡の残る古材。
柱や梁などの荒削りするための道具として使われる釿は使いこなせる職人が少なくなってしまいました。

K様邸03

大八車の一部を使った衣紋掛け

20130201233627b0d

天井に梁を3本入れて梁と梁の間には照明の吊下器具も古材でインテリジェンス、その次は見せる筋交いでこの部分はバーナーで焼いて色を合せました。窓際は古材で置き台を製作して、一番奥の小窓の両側は、古き建具を再利用です。

20130201233642607

こちらの階段は台座を酒樽材使用で設置して手摺は鉄アイアンで地元工場で製作しました。曲線の意匠と握りやすさを一体化させました。
出来合いのパーツを取り付けるのは簡単ですが、これはオリジナル性を出し、機能と意匠に工夫したものです。
蹴り込みはパネルを貼り、踏み段はコルクを貼り、足の暖かみを出しました。

K様邸04 ichihara-slide-01

釘を使わずに木組みする際に、木材に突起と溝を彫ります。突起を「ほぞ」といい、ほぞを差し込む溝を「ほぞ穴」といいます。
角ノミ1本で精巧な寸法に彫られたほぞ穴は熟練の職人の技と勘の賜物です。かつてのほぞ穴をあえてデザインとしてみせて使いました。

20130201233720115 20130201233711b1d

201302012337309b0

斜めに入っている火打ちは杉の乾燥材で色艶が良く、真ん中を古材で、下り壁を造作し膜板を塗り、いくつかの木の融合でアートに飾るのが目的です。

 

O様邸

よみがえる古民家

K様邸01

O様邸は、築百八十年の古民家。
その家の生命力、歴史をここで絶やしてはならないという使命感にも似た思いで、家の柱や梁が刻んできた歴史に敬意を払い、さらに百年以上経ち続けることを祈りながら再築(*)しました。

*再築とは・・・古民家を改修・リフォームすること

K様邸02

新たに家の中央に仕切り壁を設けました。
耐震にも効果があります。

K様邸03

夜のとばりが降りた街中の古民家に橙色の灯りが灯ると一日の中で一番美しく映える時間なのです。

K様邸05 K様邸04

建具は、角材を縦横の格子状にくみ上げました。
釘を使わず木組だけで作る格子は、熟練した職人技を必要とします。
完成した格子は漆喰の白壁によく映えています。

K様邸06 K様邸07

階段は新規に造作しましたが、木目を活かし自然な風合いが出て周囲の古材に馴染むように塗装しました。

 

屋根の大改修

屋根の大改修01
(改修前の古民家)

今回は屋根の大改修が主で、他に本体に増築された箇所を解体して減築することと補修をおこないます。

屋根は丁度、改修時期でした。
古民家の耐久性は屋根が重要で、今回の家は半分が屋根のような感じだったため、この度の工事は屋根の高さを1.5m程低くすることで、今より勾配を緩くし、その分軒先が家本体より伸びて庇のようになるように計画しました。
通常、トタンだけを貼り替えることが多いのですが、今後のメンテナンスを考慮し、下地を降ろして新たに屋根を造作することとなりました。

屋根の大改修02 屋根の大改修08

古民家の後付けの増築部だったところの減築後、いよいよ屋根工事着工。
茅が長年の経過で圧縮されており、取り除くのも本来なら重機で挟み込んで下したいのですが、茅・煤竹・古材の再使用を考慮して、手作業での忍耐と気迫の作業となりました。

屋根の大改修03 屋根の大改修09

煤もかなり舞い、作業開始から20分も経たないうちに職人達は全身真黒です。
将来は手作業でやれる職人・やってくれる職人も少なくなることでしょうね・・・。

茅の量は予想以上でした。
1軒の古民家にこれだけの茅が詰められるものなのかと感心しつつ、いつ頃の時代にどのような人達が施工したのか詳しく知りたいと思いました。

近年、屋根にまつわる新製品や高断熱などは様々な形態がありますが、手間を掛けた家は時を越えて現代の住宅を凌駕するのではないでしょうか。
古民家に学ばねばなりませんね!

屋根の大改修10 屋根の大改修04

茅下しの後は、シートの隙間などから風が入り込んで屋根を持上げないよう、屋根の足場の掛けなおしやシートを張る為に、足場パイプに垂木をかませシートの止下地を作り、屋根養生の骨組の仕上りです。

茅を抑えていた垂木の骨組に直接シートを掛けていたのですが茅が取り終わると空洞です。
やっと小屋組の古材が見えてきました。
ここからはじっくりと観察し、新規による施工で 古き材と新しき材で小屋組を一体化し、更なる未来に長く耐久することを目指したいものです。

屋根の大改修05

茅を支えていた骨組みの煤竹です。
取り出した茅の量に比べ、まとめてみると以外に少ないものです。
でも、自然に燻された飴色の風合いが良く、きれいです。

屋根の大改修06

やっと露になった古材にお目見えすることができました。
家の骨格を支えている威容を感じます。

屋根の大改修07

主棟から庇まで一直線に降りてくる予定でしたが、勾配がきつすぎて庇が下りすぎるだろうとのことで2重構造を選択。
家のイメージも耐久性も良くなると思います。

屋根の大改修11

新しく貼っている軒天井の周りは様々な年代の素材のコラボです。
一体化して長く持ってほしいですね。

 

その他事例

wafu yofu ichiku saisei renovation

お気軽にお問い合わせください TEL 0436-24-0230

PAGETOP